いじって乗って楽しめる!ハンターカブこそが大人のおもちゃの王道・・・かもしれない。

ハンターカブCT125にパワースタンドを取り付けでスタンド強化!重さで倒れるのを防ごう:通販でパーツを買うハンターカブカスタム第9回

頑丈で無骨なイメージのハンターカブですが、この無骨さに反してサイドスタンドは可憐で貧弱です。荷台に重い荷物を載せたときやBOXを付けると後ろ側から倒れ込んでくるような不安定さがあります。これは、スタンドが本体から突き出る角度と接地面の小ささが原因で、結果としてバイクが不安定になり、わずかな外力で倒れやすくなってしまいます。

この矢印の方向にねじれるように倒れようとしてきます。

事前にバイク屋さんからこうなると聞いてはいたのですが、実際にBOXを付けてみると重心が後ろに偏り予想以上に倒れ込もうとする力が強くて不安です。停めるときはサイドスタンドではなくセンタースタンドを立てないと心配で目を離せません!

でも、ちょい停めするときに毎回センタースタンドを立てるのも面倒で大変なのでサイドスタンドをもう1つ装着して強化をすることにしました。

パワースタンドのアップグレード

駐車中に車体が倒れたらたまったもんじゃありません。これを改善するために今回装着するのがパワースタンドです。

パワースタンドとは何か?

パワースタンドは、より広い接地面と強化された構造を持つアフターマーケットの製品です。

これを標準サイドスタンドと交換する方法もあるのですが、それだけだとイマイチ改善されません。このパワースタンドを標準スタンドの後方、タンデムステップの位置に取り付ける。つまりサイドスタンドを2つ付けるというのが今回のカスタム・・・というか改善です。

標準のサイドスタンドに加え、タンデムステップの位置にもサイドステップが加わるので後ろに倒れるのを防いでくれるというわけです。

パワースタンドの重量

例によって通販で注文。届いたパワースタンドはしっかりした作りで、けっこうずっしりしています。

計ってみたらば、およそ1.5kgありました。

頑丈さの代償なんでしょうけれども、車重がこれだけ増すわけですからその分ダイエットしようかなと思った次第。

取り付け

取り付け自体は簡単です。説明書を見なくても感覚で取り付けできるレベル。

タンデムステップを留めている2つのボルトを外し、パワースタンドを共締めします。

ボルトは六角レンチで緩められます。スパナじゃなくて六角レンチですよ。

パワースタンド側は、複数の車種に対応するためかネジ穴に幅が設けられています。

これが取り付け後。

スタンドの構造上、車体→タンデムステップ→パワースタンドの順でしか取り付けできません。タンデムステップが不要な人はパワースタンドだけ取り付けることもできますが、私は極稀に子供を乗せることがあるので残しております。

パワースタンド装着後の変化

パワースタンドを立ててみます。標準のサイドスタンドを払って、パワースタンド1本でも車体は立ちます。それくらい強力なサポートが加わりました!



安定性の向上

パワースタンドを装着した後、その安定性の違いは顕著です。荷物を積んでもBOXにモノを入れてもバイクはしっかりと立っており、後ろ側から倒れ込もうとするような感覚はなく、以前のように不安定に感じることはありません。特に不整地や斜面での停車が、以前よりもずっと安心できるようになりました。サイドスタンドが2つになったわけですから、それはもう抜群の安定性です。

荷物を積んでバイクから離れるときも「大丈夫かなぁ・・・」という心配が一切なくなりました!

実際の使用感と評価

実際にパワースタンドを使用してみると、そのメリットは明らかです。不安定だった停車が一変し、重い荷物を積んでの運転でも心配が大幅に軽減されます。これにより、ハンターカブでの冒険がさらに快適で安全なものになり、より多くの場所を探索する自信を持つことができます。

価格はメーカーによって異なりますが、5,000円前後で転倒リスクを大幅に減らすことができるのですから装着して大正解でした!転倒したら修理にかかる費用はそんなもんじゃすみませんからね。

【追記】

パワースタンドを装着して半年が経ちましたが、斜めになっているところや地盤が緩めのところに停車しても安心してバイクから離れることができます。

センタースタンドより信頼しています!