いじって乗って楽しめる!ハンターカブこそが大人のおもちゃの王道・・・かもしれない。

ハンターカブCT125のマフラーカバー塗装。黒以外の色で仕上げたい!普通の塗料でも溶けないのか:通販でパーツを買うハンターカブカスタム第10回

バイクを買ったらカスタムしたいところNo.1、それがマフラーです。え!?皆さんもそうですよね?

ハンターカブを買う前からどのマフラーに交換しようか悩むという楽しい時間を過ごしていたのですが、社外品に変える前にマフラーカバー(ガード?)の塗装をしてみることにしました。1年くらいはノーマルマフラーを堪能したいですしね。というわけで、今回はマフラーカバーの塗装です。

黒塗装が定番だが・・・

ハンターカブのマフラーカバー塗装といえば、黒が定番です。諸先輩方のブログやYouTubeを見ても圧倒的に黒が多いです。というか黒以外見たことがないかも。

確かに黒塗装はカッコいいというのもありますが、恐らくもう1つ理由があって、皆さん耐熱塗料を使っているから黒を選んでいるんだと思うんです。耐熱塗料ってそれほど色とりどりのラインナップじゃないですもんね。

私も黒増しをカスタムの基本にしているので黒に塗装しようと思っていたのですが、ふと「人と違う色にしたいな」という欲が湧いてきました。耐熱塗料を使う必要がなければ様々な色から選ぶことができるんだよな・・・

耐熱塗料が必要?

マフラーカバーの塗装に耐熱塗料を使う必要がなければ、あらゆる色を選択できます。

マフラーカバーの温度<非耐熱塗料の耐熱温度

であればいいわけですよね?というわけで、耐熱塗料と通常塗料の耐熱について調べてみました。各社の塗料耐熱温度を調べてみると一般的な塗料の耐熱は70℃〜100℃のようです。屋外用塗料だと100℃くらいまで耐えられるみたいですね。方や耐熱塗料は100℃を超えるところに塗装するときにオススメという表記が多いです。つまり屋外使用の塗料であれば100℃くらいまでだったら大丈夫でしょ!?という結論に達しました。マフラーカバーは走行後に素手で触ってもやけどするほど熱くはありません。あったかいけど熱くないんです。こんなもん60℃くらいしかないですよ。たぶん。

間違っても水が沸騰するほどの100℃なんてないはず!なので通常塗料で塗っても何ら問題ないでしょう。

まぁ塗ってみて万が一溶けるようだったら剥がして耐熱で塗り直せばいいや!という軽い考えで通常塗料での塗装に挑戦することにしました!

マフラーカバーを外す

塗装前にマフラーカバーを外します。六角レンチでボルトを4本外すだけなので簡単です。

走行直後はマフラーが激アツになっていてやけどする可能性が高いので、冷えた状態で作業したほうがいいですね。カバーを留めているボルトもマフラーと同じくらい熱くなっているので要注意です!私はうっかり素手で触ってしまいえらい目にあいました。

黒い樹脂パーツはどうしよう

さて、ハンターカブのカバーですが、大きい方に樹脂製の黒いガードがついていますよね。

これごと塗装するか、マスキングするか取っ払ってしまうか悩むところですが、私はこれが不要なので取り外すことにしました。

裏側を見るとポチッと樹脂が出っぱっていて、このパーツを留めているようです。

ラジオペンチでグリグリねじると簡単に留めているモノが取れ、パーツを外すことができます。ただし、一度取ってしまうと戻すことができないので外す前によく考えてください。

樹脂パーツを外したら、ゴムのパッキンも外します。これは押し込めば簡単に外れてくれます。

最初の塗装:予想外の結果に直面

ホームセンターに行って、ミッチャクロンもどきのミッチャクプライマーと車体色に近そうなスチールグレー、そしてワイヤーブラシを買ってきました。

スプレーは有名どころのアサヒペン。カラーはアースカラーシリーズのスチールグレー。艶を出しなくないのでマットタイプのものを用意しています。

ワイヤーブラシは下地作りのために買ったのですが、これは失敗でした!ワイヤーブラシだと荒すぎて仕上がりが粗くなってしまうのです・・・面倒くさがらずにヤスリで下地処理することをオススメします。

 

ワイヤーブラシで下地処理して(結果失敗だったけれども)、ミッチャクスプレーを塗ったあとにスチールグレーを吹いた結果がこちら。

いやまぁ、その名の通りスチールグレーになったんですが、何かイメージと違って車体色っぽくなっていません。

右側が何も塗っていない状態なのですが、比較すると確かに差はあるもののあまりにさり気なさすぎる。

車体色と合っていなくても、せめてハッキリ塗装したことがわかればまた良いんですが、せっかく塗装するのにパッと見たときにやったのかやっていないのかよくわからんのはどうなんでしょう。

塗り直しだ!!!

再挑戦:グレーはグレーでも

私のハンターカブ、車体色グレーですがアサヒペンのスチールグレーとは全然違うようでした。グレーはグレーでも、もうちょっと濃いんですよね。きっと。

もっとそれっぽい色は無いものかとネット検索したところ、見つけました。

そして2回目の塗装結果がこちら。

・・・なんか更に薄くなっていないか?1回目より更に塗装した感が薄れたような。悪化しとるがな!

うーん・・・グレーより色合いが車体色に近くなったので悪くもないような気もしますが、イマイチ薄い!もうちょい濃い色合いにしたいです。こうなったら妥協せずもう1回!

再々挑戦:もう少し緑っぽい?

ハンターカブの車体色はマットアーマードシルバーメタリックです。

車体と同じ色にしたければホンダ純正のこのカラーを用意すれば良いのですが、車体とは少しだけ違う色にしたいんです。

なんてアレコレ考えているうちに黒にすれば良かったなとも思いましたが、ここで引き下がるわけにはいきません。黒はどうにもならなくなったときの最終手段です。

 

3色目。少し緑を入れてアーミーっぽくしようとして、これが一番しっくりきました。

マフラーカバーの塗装後

総額2,000円ほどで(私はスプレー3本買ったのでもうちょいかかりましたけれども)できるカスタム、マフラーカバーの塗装。

言うまでもないかもしれませんが、見た目は劇的に変わりました!

塗装前後

↑塗装前

↓塗装後

 

光の当たり方によって変わりますが、車体色と近いながらも全くの同色ではないこの色合いが気に入りました。3回やった甲斐があったというものです・・・

この見た目が相当気に入ったので、マフラー交換するにしてもこのカバーを流用できるタケガワのスポーツマフラーにしようかなと思っています!

塗装は溶けない?大丈夫?

すこーしだけ心配だった耐熱ですが、20kmほど走ってマフラーが熱々な状態になっても塗装が剥がれたり溶けたりといったことはありませんでした!塗装するしないを問わず、マフラーカバーを素手で触れられるくらいですからね。

塗装から三ヶ月ほど経ち、数百キロ走行しましたが全く変形していません。耐熱塗料を使わなくても特に問題なかったようです。非耐熱でもよいということは、白だったり金だったり・・・好きな色に塗装できますね!

 

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