ハンターカブを購入してからちょうど1年が経過しました。
飽きっぽい私ではありますが、今のところ飽きずに乗り続けているばかりか、まだまだカスタムをする楽しみが残っているのでワクワクしている最中です。
ずっと欲しかったハンターカブに実際に乗ってみて、良いところ悪いところが見えてきたこの1年を振り返ってみます。
1年で体験したハンターカブの魅力
この1年の主な用途は近所の目的地への移動です。
バイク乗りを夢見る少年少女が予想すらできない、夢も希望もない用途ではないですか。
スーパー、ネットカフェ、本屋、パチンコ屋、ホームセンター・・・自転車でも行ける範囲の移動のためにハンターカブに乗るというのが私のバイクスタイルです。
改めて文字にして見てみると中々せつないですね。
こんなバイクスタイルではありますが、積載量がとてつもなく多いというのが非常に大きな利点でした。
60lの大きなBOXを付けているというのが、その積載量を担う大きな1つではありますが、BOXを付けてもまだ余裕があるリアキャリア(乗員とBOXの間に色々積める)、更にはセンターキャリアにもリュック1つくらいであれば積載できますので、とにかく積載量は莫大です。BOXも似合いますしね!
この積載量があるので、買い物に行ったときにバイク特有の「積めるかな」という心配を全て吹き飛ばしてくれました。
近所の実用的な移動以外だと、峠越えを含む200km程度のツーリングをこなしました。
神奈川〜新潟を往復し、途中三国峠を超えるツーリング。しかも真夏の一番暑いときに渋滞にも巻き込まれるという過酷なツーリングでしたが、オーバーヒートすることもなく何とかこなせました。
このツーリングを経て感じたのは
・ロングツーリングだと、峠を超えても燃費が良い!
・尻は痛い。
・やはりハンターカブは田舎道を走ると気分爽快。
でした。
長距離ツーリング。峠超え。少しだけ構えて望みたくなるこの2工程。 その気になれば自転車で日本一周ができるわけですから、排気量が125ccしかないハンターカブでも”できるかできなか”で言ったらもちろんできます! ただ、快適さ・大変[…]
真夏ということもあって何かと大変でしたが、このツーリングを経て困難を共に乗り切った!という気持ちが湧いて相棒感が強くなったと思います。
相手は機械。もちろん片想いです・・・
3. カスタムで生まれ変わるバイク
初めてみて、そして跨った我が相棒ハンターカブは、想像していたより質素というか痩せこけたバイクに見えました。
これはカスタムしたハンターカブばかりをネットで追いかけていたため、ノーマル車体に初めて触れたときにそう感じたのだと思います。
BOXを装着し、フロントスクリーンを付けてスポークラップを巻いて・・・1つ1つカスタムしていくうちに、思い描いていたゴツいハンターカブへと成長してきました。
まだまだ成長途中ではありますけれども、たまーに駐輪場でノーマル車体と並んで停めてみると、その差は歴然!バイクに興味がない人からしたら同じ車種だということがわからないかもしれません。
バイクに全く詳しくない友人に見せたとき「めちゃくちゃカスタムしている!!!」と言いながら眺めてくれたのがとても嬉しかったです。
伝わるもんだな!
ハンターカブはカスタムパーツが非常に豊富なので、自分が好きな方向性でカスタムを進められるのが魅力です。
4. マフラー交換で得た「バイクに乗っている感」
バイクのカスタムといえばマフラー交換!というのが令和の今でもスタンダードなのかどうかわかりませんが、私の中では大きな変化をもたらすカスタムです。
しばらくはノーマルで乗ろうと思ってマフラーガードを塗装したのですが・・・堪えきれずに購入1年目で交換してしまいました。
JMCA認証マフラーながらもノーマルに比べて野太い排気音に変わり、結果としてバイクに乗っている感がとても強くなりました!
もちろん今までもバイクに乗っていたわけですけれども、音が変わるだけでエンジンが動いているというのを強く感じるようになったのです。
マフラー交換してから、ハンターカブに乗るのがより楽しくなったのは間違いないです。
ちょっと交換するの早いかなとも思ったんですが、むしろもっと早く交換しても良かったかもしれません!
マフラー交換はしばらくせず、ノーマルを堪能する。なんて言っていたのですが、ビームスマフラーに交換しました。 理由は小銭が手に入ったことと、実家帰省のタイミングでガレージ内作業ができること。 今回、初めて自らの手でマフラー交換をし[…]
ハンターカブの唯一の不満点
飽きることもなく乗れてカスタムも存分に楽しめるハンターカブですが、欠点もあります。
とにかく遅い!
これが1年を通じて不満に思っているところですね。
もともと早く走るバイクじゃないのはよーくわかっていますし、早く走ろうとも思っていないんですが、それを差っ引いても遅いんですよ。
そりゃ125ccあるわけですから、最高速は50ccの原付きより速度はでますけれども、加速や上り坂でのもっさり感じは爽快感の真逆に位置しています。
同じ125ccバイクでは、重量があるトリシティが遅い遅いと言われますが、ハンターカブと比べたら通勤特快です。
のんびり走るのが気持ちいいと、私も何回かそんなことを言っていますがそれは早く走れないことの裏返しでもあります。ええ。
スプロケを変え、マフラーを交換してノーマル状態より若干マシになりつつありますが、恐らくボアアップでもしない限り遅いことに対しての不満が解消されることはないでしょう。
もう一回言いますけれども、とにかく遅いぞ!ハンターカブ。
いつかはセカンドバイクとして買うつもりだったハンターカブ(まだファーストバイク買っていないけどね) その見た目と無限に広がるカスタムの可能性には大満足!ではありますが、一つだけよろしくないところが。 そう、ハンターカブは遅いので[…]
飽きずに乗り続けられた理由
ずっと欲しかったものでも、手に入れたらすぐに飽きてしまうのはよくあること(私だけかもしれませんけれども)
しかし、ハンターカブはカスタムに終わりがなく、いつまでも変化させてゆけるというのが飽きずに乗り続けられる理由なのだと思います。
キャリアなど大きなものを装着したりマフラーを替えるのはもちろん、ステッカーを貼り替えるだけでも印象は大きく変わり、そしてそのためのパーツが他車種と比べてとにかく多い。
カスタム沼にどっぷりハマれる相棒です。
遅いですけれども、バイクの鼓動は十分に感じることもできますしね!
今後は下回りが寂しいのでエンジンガードを装着し、サイドBOXを取り付けてさらなる積載量増加を狙ったり・・・
ということで、ハンターカブは1年間の体験を通して、飽きるどころか魅力が増すバイクでした!
できることなら、バイクに乗れるギリギリ・・・70代中盤くらいまでのんびり乗るのが夢です。
なんて言いながら、もう1年経ったらどう思っているかわからんので、1年後にまた思うところを書いてみます。もう飽きた!とか言ってなきゃいいけど。