ホンダのグリップヒーターは暖かくなくぬるいらしい。ならば巻くだけ簡単！汎用性のグリップヒーターをCT125に。通販でパーツを買うハンターカブカスタム：第16回

寒さが厳しい冬、バイク乗りにとって手が冷えるのは避けられない問題です。

ちょっと近所を走るくらいだったら冬用グローブさえ着用すればなんということはないですが、真冬に１時間も乗ればもう手は痺れてガチガチに冷え切ってしまいますよね。

冬場の快適性を求めるならグリップヒーターは欠かせないアイテム。ホンダ純正のグリップヒーターを選ぶ方も多いですが、「暖かさが物足りない」という声を耳にしたことありまして・・・

今回は、ホンダ純正にこだわらず、手軽に装着できる巻くだけタイプの汎用グリップヒーターを試した私の体験談を詳しくお届けします。簡単に取り付けでき、真冬でもしっかり暖かい性能を発揮するこの製品、果たしてその使い勝手はどうなのか？取り付けのメリットやデメリットも含めて徹底解説します。

ホンダ純正グリップヒーターの噂：本当にぬるいの？

ホンダ純正のグリップヒーターは、フィット感や作りの良さでは評価が高いものの、肝心の暖かさに関しては「ぬるい」「冬用グローブをしていると熱が伝わりにくい」という噂を聞いたことがあります。

体感したわけではないので真偽は定かではありませんが、気温が一桁台や氷点下になる地域では、期待していたほどの効果を感じられないとかなんとか。
せっかく高額な純正パーツを装着しても、その性能が十分でなければ残念な気持ちになってしまいます。

しかし！真冬の寒さには耐えられぬ！！！

そこで、まずは手軽に安価に試すことができる汎用グリップヒーターを選んでみることにしました。
純正を装着するのは金持ちになってからだ・・・いつになるかわからんですけれどもね。

巻くだけ簡単！汎用グリップヒーターをCT125に装着

ホンダ純正の選択肢をスルーしてネットであれこれ物色しているところ、良さそうなものを発見しました！
巻きつけるだけの汎用グリップヒーターです。
この製品の特徴は、巻くだけなので車種を選ばず電源さえ確保できればあらゆるバイク・・・何なら自転車にも取り付けできるという点です。工具も不要！
また、価格も2,000円ちょっと〜と非常にお安く、試してみるには最適なアイテムでした。

実際の取り付け手順

取り付けは驚くほど簡単です。そりゃもう巻き付けるだけですから。

グリップにヒーターを巻きつけ、マジックテープで固定。

電源ケーブルを接続して配線をまとめる。たったこれだけで準備完了！バイクメンテナンスが苦手な人でも、手軽に作業できます。

使用感：真冬でも十分暖かい！

装着後に実際に走行してみて、お値段以上の性能に驚かされました。特に感動したのは以下の点です

暖かさが十分以上

「強」モードに設定すると、冬用グローブを着けたままでも手がしっかり暖かくなります。むしろ、気温がそこまで低くない日には「熱い」と感じるほどのパワー。
正直なところ期待しておらず、ちょっと温かみを感じれば御の字くらいに考えていたのですが、予想の遥か上をいく機能でした。

驚いたぞ！

調整が簡単

スイッチを操作して「強」「中」「弱」と温度を調整できるので、その日の気温や好みに合わせて使い分けられます。真冬でも近所をウロウロする10km前後の距離であれば「弱」でも十分暖かいです。
適当に「中」も使いつつで一冬乗りましたが、強中弱の状況もランプの色でわかりやすくで良かったです。

快適な冬のツーリングが可能に

これまでは冬のツーリング中、いやツーリングまでいかなくとも数十分運転するだけで、手が冷たくて運転に集中できずしんどくなっていましたが、グリップヒーターのおかげで長時間の走行でも快適さが続きます。

手が温かくなるだけで全身の寒さも軽減されるというようなことを聞いたことがあったのですが、まさにそれ！冬でもツーリング行こうかなという気にさせてくれました。

気になるデメリット：コードの整理が課題

優れた暖房性能が魅力の汎用グリップヒーターですが、デメリットもあります。それは配線。
電源の位置にもよると思いますが、整理せずにそのまま装着するとハンドル周りがごちゃついた印象になりがちです。

配線を結束バンドでまとめたり、ハンドルバーの裏側に隠すなど、少し工夫すれば見栄えが良くなりますが、完全にスッキリさせるのは難しいかもしれません。

私はもう割り切ってですね、真冬の数ヶ月、必要なときだけ巻いてそれ以外は外すことにしました。

まとめ：巻くだけグリップヒーターはおすすめ！

グリップヒーターに数万円かけることを躊躇している方、まずは気軽に手が温かいという感覚を試してみたいという方には、この汎用グリップヒーターは非常におすすめです。