ハンターカブの振動対策として、OUTEXの吸収振動レバーを取り付けたんです。
効果は絶大で見た目もよくて満足したんですが、取付工程の入口であるバーエンド外しとインナーウエイトを引っこ抜く作業がめちゃくちゃ大変だったのでそれを記しておきます。
尚、私が所有しているハンターカブはJA65です。JA55が同じ形式かどうかはわからないので、参考程度に御覧ください。
バーエンド交換を甘く見ていた!?ハンターカブの思わぬ落とし穴
振動吸収レバーなる商品を取り付けることにしたのですが、そのためにはまずはバーエンドを外す必要があります。この作業、なんとなーく嫌な予感はしていたんです。
はるか昔、原付のグリップ交換したときにこれを外すのが大変だった記憶があって・・・
↑この黄色い〇の個所を外します。
文字にすると、この赤丸のネジを外して黄色丸のバーエンドを引っこ抜くだけ!なのですが、このネジが曲者で緩めようとするとバーエンドと中身の芯がネジと一緒に共回りするんです。
つまりいくら回してもネジが緩まないんですよ。
はじめはネジとバーエンドが一緒に周りながら緩んでいくのだと思ったのですが、正解はバーエンド(黄色〇の部分)を固定しながらネジ(赤〇の部分)を回すです。
普通のドライバーでは無理!
バーエンドを固定してネジを緩めるのが正解というのはわかったのですが(バーエンドごと回転させても永遠に緩む感じがないので気付いた)バーエンドを手で抑えてドライバーを回しても緩む気配がありません。
ビクともしないのです。力を入れるためにゴム製のグローブを付けてもだめ!
webで色々調べてみたところ、ホンダのバーエンドを留めているネジは緩み防止のために防振対策を施しているらしいのですが、理屈はともかくとにかく緩みません。
ゴリラかリンゴを軽々握りつぶすくらいの握力がないかぎり、恐らく普通のドライバーで外すのは無理です。
私はそれなりに腕力握力に自信がありますが、ビクともしませんでした。
ラチェットハンドルでなんとか解決!
とてもじゃないけどドライバーで外すのは無理だと感じ、我が家にある工具の中から最も力がかけられるラチェットハンドルを持ってきました。
プラスドライバーのビットを付けて力任せにグイッ!と。バーエンドはゴム製グローブを付けて力の限り握り込みます。
このバーエンドにゴムシートなどを巻き付けて握る部分を太くしておくとやり易いかもしれませんね。
また、こういうときは80%くらいの力でジワジワ力をかけるより、短時間で100%の力をかけたほうが外れやすいです。
5分ほど四苦八苦した結果、パキッという快音とともにねじが緩みました。
今回は上手いこと外れましたが、あまりに力むと怪我をする危険性もありますしネジ山をなめる可能性もあります。
怪我はもちろん、ネジ山をなめると相当めんどうなことになるでしょうから、ある程度頑張ってみてどうにもならないようであればインパクトドライバーを使うか、ショップにお任せしましょう・・・
そう、インパクトドライバーを使うと瞬時に外せるらしいです。お持ちの場合はラチェットハンドルよりインパクト使ったほうがいいと思いますよ。
バーエンドとインナーウエイト
バーエンドを外してみると、単にネジで止まっているだけの構造だということががわかります。
ホントにネジで止まっているだけなんですよ
どうにかこうにかネジを外したところで、目的がバーエンドを交換するだけであれば新しいバーエンドをネジ止めするだけで完了です。とても簡単。
しかし、今回のようにバーエンドが繋がっているインナーウエイト(芯)まで引っこ抜くとなるともう1工程大変な作業が待っています。
バーエンド外しが天国に思えるほどの苦行がこの先にあります。
バーエンドに繋がるインナーウエイト(芯)を抜くには:アクセル側
インナーウエイトなのか、芯という表現でいいのかわかりませんが、バーエンドの先には重りが付いていて、それがハンドルの中に潜り込んでいます。
抜き取った芯はこんな感じ。結構長くて重いしっかりしたやつが入っています。
これを抜くためには、スイッチBOXを外してグリップを抜き去ります。これは比較的簡単です。
次に先ほど外したバーエンドを1度戻し、ハンドルにある穴にドライバーなどを突込んで押しながらバーエンドと芯を引っこ抜きます。
この赤丸のところの穴にドライバーを突込みます。
穴は上面だけでなく、裏側にもあるので交互に押しながら引っこ抜きます。
コレも抜け防止のために両面テープのような粘着質の何かが挟まっていて、簡単には抜けません。
穴にドライバーを差し、押しながらグリグリグリグリ・・・力を込めて引っ張ります。
大変!本当に大変です!
この穴の他にも外さねばならない何かがあるかどうか、正解がわからなかったので不安でしたが、上記の作業を繰り返しつつ力任せで引っこ抜くことができました。
もっと良い方法があるのかもしれませんが、ご存じの方いたら教えてください・・・
バーエンドに繋がるインナーウエイト(芯)を抜くには:クラッチないけどクラッチ側
作業は基本的にアクセル側と同じなのですが、アクセル側と違いインナーウエイトを抜くときに中の金具を押し込むための穴を露出させるために、グリップを切らねばなりません。
アクセル側と同じ構造であれば、この辺りに穴があるはずですが、グリップをめくることも引っこ抜くこともできず穴を確認することができません。切るしかないか・・・ということで、ついでにグリップ交換もすることにして思い切って切ってみました。
ハンターカブのグリップエンドとインナーウエイト引き抜きを行うにあたり、グリップを切ることになりまして、それに伴い社外品に交換することにしました。 サイズや工具、ちょっとした加工などをご紹介します。 サイズ 交換するにあたり、サイズは重[…]
ありました。アクセル側と同じ位置に。
あとはアクセル側と同じ要領でインナーウエイトを引き抜くのですが、1本目があまりに大変だったもので、ホームセンターであるものを買ってきました!
バーエンドを止めているネジと同じサイズのL型の金物です。この金物にグリップエンドを付けて、力をかけやすくしました。
引っこ抜くためにはとにかく力が必要ですからね。
L字金物を導入しましたが、クラッチ側(クラッチないけど)はアクセル側よりも大変でした。
個体差なのか抜け止め接着剤量の違いなのかは分かりませんが、とにかく抜けなくて1時間以上は試行錯誤しましたよ・・・
これが引き抜いたインナーウエイトです。
黒い金具と下に落ちている黒いゴムのような接着剤のようなものが絡み合い、インナーウエイトが抜けないようになっています。
ハンドルにある小さい穴にドライバーやラジオペンチを差し込みながら、ひたすらグリグリ引き抜くことで作業完遂することができます。
ハンターカブのバーエンド交換:予想外の苦労と解決方法
バーエンド交換(バーエンド先の芯含む)は一筋縄ではいかない大変な作業でした。
とにかくネジが緩まないので、一般的な握力の人が普通のドライバーで挑むのは無謀だと思います。
私は結構な大男で力も強めですが、とてもじゃないですけれどもドライバーを握る気力がなくなりましたよ。
今回はラチェットハンドルで何とか外すことができましたが、インパクトドライバーを持っている方は初めからそれを使うのが正解です。数秒で緩むらしいです。
インパクトドライバーといっても、ペンタイプのものは電圧が弱くパワー不足になる可能性があるので、どうせ買うのであればハイパワーなものが安心です。
しかし!
使い慣れていないとネジ山をなめてしまい、非常に面倒くさいことになってしまいますので、少しでも不安がある場合は専門店にお願いするのが良策です。
ある程度工具を使い慣れていて、尚且つ「もう最悪ぶっ壊れてもいいや!そのときは全とっかえじゃ!」という気持ちがなければ挑戦しないほうがよいかもしれませんよ。
ということで、見た目以上に大変極まりないバーエンド交換。そして更にそれを上回るインナーウエイトの引き抜き。それらについてまとめてみました。これから挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
大した作業ではないはずなんですけれども、ネジの硬さと接着剤なのか両面テープなのかよくわからない物体のおかげで、マフラー交換の次に大変でした!